珊瑚

宝石としての珊瑚の歴史はとても古いものです。紀元前2万年の旧石器時代には、既に宝飾品や装飾品として宝石珊瑚が使われていたとされています。珊瑚といえば日本で多く採取されるというイメージを持つ人は少なくないでしょう。

ですが、日本で宝石珊瑚が発見されたのは遅く、注目を集めるようになったのは明治時代になってからです。それまで、珊瑚といえば、地中海産が主流でした。日本では正倉院の宝物として、珊瑚の装飾品がありますが、この珊瑚も日本のものではなく、地中海等、海外から日本に入ってきた物です。

そんな珊瑚にはいくつかの種類があります。そして種類によって色合いも変わりますが、宝石として高い価値がつきやすいのは、美しい赤色をしたものです。宝石を買取りしている業者でも、赤に近い色合いの珊瑚の方が、良い査定額になりやすくなっています。ただ色合いだけでなく、大きさ等によっても、査定額は大きく変わります。

実際に買取りをして貰いたいと考える場合、まずは現在の相場を知っておく事がお勧めです。珊瑚はそれ程、高くない宝石と考える人も少なくありませんが、色合いや状態によっては意外な高値になる事も少なくありません。それだけに、買取りをして貰いたいと考える珊瑚と同等の珊瑚の大体の査定額を確認しておく事がお勧めです。相場を知ってれば、提示された査定額が高いか安いか判断する基準となります。そして、本当に納得出来る金額で、珊瑚を買い取って貰えるようになります。