タンザナイト

1967年に金発掘者がメレラニ鉱山で、鮮やかな青色をした透明なかけらを発見し当時は「ペリドット」や「ルビー」という説が飛び交ってましたが、「ゾイサイト」の一種であることが判明しました。その後、新種の鉱物という事とされブルーに輝くかけらそのものから「ブルーゾイサイト」という名前を付けられました。

しかし英語で自殺という不吉な「スワサイド」というフレーズに似ていて周りからも敬遠されていたブルーゾイサイトは、宝飾業界の巨頭によって「タンザナイト」という名前を付け替えられました。イメージとしては透き通ったブルーに輝く石ですが実は原石そのものがブルーをしているものはごく稀で、通常は人の手で加熱処理されキレイなブルーになるのです。医師の見る角度によってブルーに見えたりバイオレットに見えたり多色性を持つのがタンザナイトの特徴です。角度を変えないで見たい方は、一定方向にしか光を通さない「偏光板」を通してタンザナイトを見ると、ブルーに見えていたタンザナイトですが90度回転させると赤味がかったバイオレットに見えたカラーチェンジの特色で私たちを魅了します。

また身に着けることで冷静さ、思慮深さを意味し、知性や洞察力、直観力を高めるとして転機や需要な局面が訪れている人などに前向き導きとしてパワーストーンとしても愛されています。買取り価格の相場としては良質な物で10カラット200万円、ランクが低いものでも10カラットで4万円程度の相場での高価な買取り実績があります。